Op 18. Klaviertrio Nr.2

「ピアノ三重奏曲第2番」楽譜
ピアノ三重奏曲第2番
作曲年月:2000.12 編成:Vn,Vc,Pno 演奏時間:18'00"

第1楽章:Choral : Religiös und antiquiert. Sehr langsam. attacca:
第2楽章:Stürmisch und heftig. Rasch. attacca:
第3楽章:Menuett : Rätselhaft. Mäßig. attacca:
第4楽章:Fließend aber trotzig. Sehr rasch
委嘱:サンクト・フローリアン三重奏団(三戸素子(Vn)小澤洋介(Vc)Phillip Young(Pno))
初演:2001.4東京・委嘱者


演奏:初演 東京文化会館小ホール
(前略)グレゴリオ聖歌のようにヴァイオリンとチェロの朗唱でテーマが展開する第1楽章。 ゆっくりと現代に近くなり、また中世へと戻っていく。あたかもこの曲の全体図と言える。 第2楽章で初めてピアノが登場し、疾風のごとく曲を翻弄する。第1楽章で現れたテーマは秩 序の中から一転して混沌性を帯びる。そしてピアノ三重奏曲史上頂点に立つベートーヴェンの 「大公」三重奏曲の一番不可思議で異常な部分が、この曲の狂言回しのように出てきた先は、 第三楽章のメヌエットである。この楽章はシューベルトのイメージで書いたという。第一楽章 と対になったのがこの第3楽章。第4楽章は第2楽章と対になっており、またピアノが動き 始める。この楽章ではモーツァルトのアクロバットのような転調をテーマに繰り広げられ、も う一度登場する狂言回し「大公」のモティーフから、後半の大きなコーダへと発展する。もっ とも現代日本を象徴する断片が挿入され、全ての楽想が掻き回され、誇大妄想でゆがんだコラ ールに至る。この音楽史の最後は、現代っ子の不敬で不敵な「アーメン」で締めくくられる(後略) (記・三戸素子2001年4月初演時)

思想の転機となった節目の作品。(2006/02)


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